オタ卒したバック担がデビュー組担に舞い戻った話

長いよ

 

 

 

7年前の春、大好きで大切な自担が事務所を辞めた。

自担は所謂嵐組だったメンバーがユニットを組んだMADに所属していた。

ジュニアの寿命*1が伸びた今ではあまり考えられないかもしないけど当事ジュニアで18歳以上は割りとお兄さんだったように思う。

私は当時の自担を18歳から応援していた。だから応援し始めた当初から終りを意識していた。

少クラにもたまにしか呼ばれない、オタ誌もあまりでない。生存確認は現場でしかできない。きっとデビューはしないだろう。デビューしないのならいつか退所する時がくるのだろう。もしかしたらその退所すらすぐに知ることはできないかもしれない。

それでも、青山劇場のステージの一番後ろでも手を一切抜かずに踊る姿が、ファンを見つけると三日月形になる目が、真剣に踊ると尖がる口が、クールに決めててもメンバーに絡まれるとくしゃくしゃ笑うところが、肌が白くてすぐ赤くなる鼻が、クセ毛でセットすればするほど爆発する髪の毛が、どんなに天井でも自分のウチワを見つけてファンサする優しさが、そして顔が。*2とにかく全部好きだったし、めちゃくちゃ楽しかった。

だから自担が芸能界を辞める時は私もオタ卒しようと思っていた。

思っていたと言うよりは、今の自担より応援したい人が現れる訳がないのだからオタク辞めざるを得ないなと。

そしてその時が訪れた時、私はすっぱりジャニオタを辞めた。

 

自担が冷遇されてこともあり、もともと事務所は好きではなかったし、ジャニーズきっかけで仲良くなった友人とは会う頻度が変わっても友人のままでいられた。オタクをやめても寂しさはなかった。

ただ不思議なものでオタ卒して数年経つとジャニーズを摂取したくなる。ふぉーゆーの舞台に一回・・・Vコンもいけたら一回。

でもあの時の様な情熱はない。そうそうこれこれ、このライト感。現場至上主義だったころの夢見た一ツアー・一公演。一舞台・一公演。この調子だ私、一年に一回イケメン摂取して茶の間になるんだ。

そんな風に思っていたのに。

 

ことの始まりはアーリーサマーコンサートのDVD。そうA.B.C-Zです。

基本チビに興味がない*3私が唯一好きだったのがハッシーだった*4

未来の自担♡とかなんとか当時はよくいっていた。その時の私は今こんなんだなんて知る由も無いけど。

 

ジャニオタの友達にハッシーおっきくなったよーと言われてみたのがアリサマDVD。

あーほんとうだーおっきくなったなぁ・・・かっこよくなったなぁ・・・立派なセンターに成長したなぁ・・・少年の成長尊いなぁ・・・などと少年の成長に感慨深く浸っていると、河合君の合図で赤いペンライトの光がステージに向かって集まり橋本くんのソロが始まった。

どれどれ・・・白いスーツに紅いバラ!?!?!なにそれ王子様すぎるでしょ!センターすぎるでしょ!キラキラで目つぶれるわ!しっかし似合うなオイ!漫画かよ!

 

手に持った真紅のバラを少しもてあますように、伏し目がちに照れてたような表情を浮かべて橋本くんがぽつぽつと話始める。

 

・・・ん???

ちょっと待ってなんかしゃべってる・・・の??なんつった????もごもごしゃべってて何言ってるかまったくわからん・・・どした???ま、まさ、まさか照れてるの????照れててもごもごしてるのいやそんなまさ・・・センターなのに???そーゆーの得意そうなのに???照れてるのにファン喜ばせたいから頑張ってるの!?!?!そのまさかなの・・・そんなことあるの????

 

 

 

か゛ わ゛ い゛ い゛

 

次の瞬間私はTDCで橋本ウチワを振っていた(体感よ、体感の問題よ

 

もしTDCに行かなければまだハッシーの茶の間の道は残っていたのかもしれない。

ただTDCのハッシーがめちゃくちゃにエモかった。エモいって辞書引いたらハシモトリョウスケって書いてあると思う。エモさが服着て踊ってた。

お得意の(?)白ジャケにダメージジーンズそして手には真紅のバラ

現代の王子様然として登場してstay with me

そして盛り上がりの欠ける客席に放たれた

「図書館じゃないよ!!!(ぷんすこ」

 

か” わ” い” い”(涙

 

そんなかわいいぷんすここの世に存在したんですか。そうですありますTDCに。

その後はDVD見ていただければわかると思うが、かっこよく、切なく、TDCの0番でスポットライトを浴びる橋本くんがいた。

そしてMCは再びかわいいの波状攻撃。

話があっちこっち行ったと思ったら、かわいいって言われて拗ねたり、お客さんが他のサマパラ案外行ってない事に喜んだり、マイクを恋人に見立てたり、幽霊におびえたり、大好きな先輩の話をキラキラしたお顔で話したり*5とにかくかわいい。

最後の挨拶、心配そうな瞳で客席を見つめ心細そうに橋本くんが問う

「来年もあったらきてくれる・・・?」

 

そ、そんな、そんな捨てられた子犬みたいな目でこっちをみるんじゃないよ...*6

私が無類のワンコ好きと知っての所業か...

 

 

 

「絶対きてくれる???約束できる????」

 

ぐぬぬぬ・・・やめなさいいよ・・・そんなこいぬ・・ 

 

「ありやと!(にぱぁ~!!!)」

 

はい、アウト~~~!!!!!!!

 

そして私の中のユーミンが歌い始める。

♪you don't have to worry.worry・・・

 

やめて・・・歌わないで・・・私の中のユーミン自重だよ・・・

 

「約束だからね!(小指を立ててにこぉ~)」

 

♪守ってあげたい~

 

はい、完全にアウトォ~~~!!!!!!!!!!!

 

 

こうなると後は転げ落ちるみたいに加速するしかない。私のクレイジーアクセルが火をふいた。

 根がオタクなので好きなもの、好きなものに関連するものへの吸収力は凄まじい。

初めてWATERを覚えて言葉を話すようになったヘレンケラーのごとく、乾いた大地に水分が吸収されるがごとく知識を得ていく。

案ずることはない、一度、いや二度三度と歩いた道。新しい知識を得る楽しさは知っている。そして歩き方も。靴が変わっただけで基本的には同じだ。

この様に6年ぶりのオタク復帰を果たした。恥ずかしながら戻ってまいりました。

セクシーゾーンはいったい何人いるの?私の知る限りではマリウスは3人いる。と真顔で言っていた人間が半年後のジュニアコンで「タニムの!圧が!すごくて!基きゅん探せない(おこ!」*7なんつってんだから世の中分らないものである。

 いやでもあの時(いつだよ)セクシーゾーンは20人くらいいたしマリウス3人いたよね?

 

 

 

まぁ、そんなこんなで(どんな?)橋本くんのファンになってもうすぐ一年。

あの世界一大好きなTDCでの空間に今年もいける予定(チケットの話は一旦チョモランマの天辺に置いておくとして)なのが本当に嬉しい。

この一年間とにかく楽しくて、きっとこれからもっと楽しいことがまってるんだろうなって期待しかないです、本当に。

未来のことは何もわからないけどとにかく今が楽しい。これから一歩づつ大きくなってく5人を、リアルタイムでみていられるんだから。

 こんなに共に歩んでくれるジャニーズいないと思うんだ。

 

 

 

 

最後に、これ読んでるのってゴリガチのジャニオタだと思うんですが、もしこれからオタ復帰しそうな人がいるならこれだけは伝えたい。

 

 

ブランク長ければ長いほどリバウンドやばい。オタリバウンド、やばい。マジ、やばい。

 

 

それではみんなも良い夏を!!

自担に夢中でも水分捕球忘れずに!

*1:この言い方があってるのわからないけど

*2:最重要

*3:当時は私も背伸びしたかったんだな

*4:10年前のジュニアコンのハッシーうちわを押入れから発見したときは流石の粘着ぶりにドン引いた

*5:メモとってないのでどの公演かはスイマセン

*6:解ってると思うが橋本くんは一ミリも私のほうは見ていない

*7:タニム悪くない